初心者から中級者へ

更新履歴

19/02/17:新規作成
19/02/18:CPU関連完成

プレイヤー諸君への注意

やはり誰でも、あるゲームを真剣にやるからには最低でも中級者ぐらいにはなりたいものだ。人によっては、いわゆる上級者とか常連とか言われるレベルまでになりたいと思うだろう。だが、ここで一つ諸君に注意しておかなければならない。それは、ある特定の人種はなれても中級者までにしかなれない、という事だ。

ではその特定の人種とは何か。例えば、「地味なBR合戦なんてクソくらえ、俺は格闘してぇんだよ!」な人。「どうせゲームだろ、真面目にやるだけ時間の無駄だよ」な人。「俺は高コストで暴れてぇんだよ、低コスは足引っ張んじゃねぇぞ、カスが!」な人。「深く考えず暴れて楽しみたいんだよ!」な人。つまり、自己中、及び真面目にゲームをやれない人の事である。

残念ながら、他のゲームではどうか知らないがこのゲームでは無理だ。そのプレイスタイルで全国でも上位のプレイヤーになれるなら、それは余程天性の素質があるという事だろうが、まず無理と思った方がいい。我が敬愛なる親友の言葉を引用しよう。ゲームすら真面目に出来ない奴は何も出来ない。

無論、私は『ただ単純にゲームを楽しみたい』、そういうプレイスタイルを否定するものではない。確かに楽しみたいだけならば、真面目にやるよりはもっと気楽にのほほんとやった方が良い。だがより高みを目指すならば、やはり真面目さがどうしても必要になる。サッカーだって野球だって、全国レベルを目指したかったら『和気藹々楽しいスポーツ』という方針では無理だ。厳しい練習に耐え、真剣に取り組まなければならない。それと同じ事だ。

とは言え、真面目にやる事とキレる事は違う。確かにランチャーマワールガン逃げはウザい。厨プレイだ。だからと言ってそれにキレた挙句、リアルに喧嘩を挑む様な真似をするのは馬鹿以外の何物でも無い。自分の勝手なルールを相手に押し付けてどうするのだ。「こんなゲームにマジになっちゃって、どうするの」。格闘しかしたくない馬鹿と格闘職人は違う、というのに似ているな。

それから、他人同士で協力する野良同士などでは、最低限の節度は必要だ。よろしくは言わずもがな、誤射してしまったら口頭でごめんと言わずとも最低通信は入れる、負けたら負けたで互いに責任があるのだから、ごめんの一言はなくともせめて何かしらの謝罪の態度は必要だろう。

私の体験談だが、友達と一緒に来ている人が野良で援軍に入ってくれた事があった(私ストフリ、その人マシンガンジン)。その時、片方(プレイしていない方)が「何でジンなのよ」と言ったらもう片方(援軍してくれた方)に「ジンが好きだから使ってるだけだよ!」と横で思いっきり言われた事がある。

これはいくら何でもいただけない。私は別に少しぐらいコストが余るのは構わない。むしろ低コスト愛用者として奨励したいぐらいだ。が、いかにゲームとは言え、人として最低限の節度は守りたいものだ。

『ゲームすら真面目に出来ない奴は何も出来ない』。『こんなゲームにマジになっちゃって、どうするの』。そして、『例えゲームだろうと最低限の節度は守る』。この三つを、プレイヤー諸君には是非心に刻んで欲しい。

CPU戦での練習方法

CPU戦のススメ

さて、では実際に初心者から中級者になるにはどうしたらいいかと問われたら、それは当然ゲーセンに通って実戦を積み重ねるしかない。『2on2の注意点』とかで掲げた事や、そこからリンクした立ち回り指南書をしっかり実践出来る様になったら一人前と言えるだろう。

とは言え、真面目に練習してせめて中級者ぐらいにはなりたい、と思っていても「うちのホーム、最近過疎でさ…」とか「流石に毎日毎日通う金の余裕は無い…」とか「そもそも近所にゲーセンがねぇ…」という人も多かろう。と言うかそっちの方が大多数だと思う。仕方の無い話ではある。

そこで、私が推薦する方法の一つは、CPU戦で鍛え上げる事だ。CPU戦は、実は心掛け次第で充分な基礎訓練になる。無論、心理戦に関しては殆ど練習にならないし、先落ち後落ちの様な駆け引きもCPU戦ではなかなか鍛えられない。しかし、それでも充分中級ぐらいまでは鍛えられる。上記の様な悩みを持つ人がもし家庭用を持っているなら、是非ともCPU戦での訓練をお勧めする。

CPUについての理解

以前、PS2-mk2というザ・ヌルゲーマーズレビューサイトで家庭用連合vsZ.A.F.T.2のレビューを見た事があるが、そこにこんな記述があったのを覚えている。「味方CPUが死ぬ程役に立たない」。んで、何で役に立たないかと言うと、彼(彼女?)曰く、「敵僚機と戦わせてると確実に負ける」「こちらの攻撃の邪魔をしてくる」「2vs2をやってるというより1vs3をやってる感覚」。

はっきり言う。CPUに腹を切って詫びろ。いや、別に地獄の業火に投げ込んだりはしないがな。まぁともあれ、こいつが味方CPUとの付き合い方を全くもって判ってないのは明白である。

諸君にも問うてみよう。味方がビーム決めたのに自分は追撃ビームを入れないでスルーしていないか? 味方が格闘決めてるのに自分のビームで華麗にカットしていないか? 味方をほったらかして一人で好き勝手に戦っていないか? 味方CPU機の性能を頭に入れずに戦っていないか?

冷静に考えてもみて欲しい。連携で勝つこのゲームで、味方CPUをほったらかしておいて勝てると思うか? 味方CPUと連携する気も無しで勝てると思うか? それで勝てるんならそんなゲームゴミ箱に放り投げれば良い。確かに味方CPUは人間よりは弱い。だが、味方CPUは消費コストが半分な事を加味すれば、はっきり言って地雷のヘタレ人間より余程頼りになる。

自慢するつもりは無いが…私は今作はあまりやりこんでいない為まだまだだが、旧作では生デュエルでCPUの命令をノーマルに固定し、安定してEXステージ到達+クリアをしておった。秋のフリーダム祭だろうが何だろうが安定してクリアしていた。無論フワステ封印で(2、3回のステキャンは無意識の内に結構使ってしまっていたが)。流石にダブルミーティア+バスターは安定はしなかったがな。

だが今作でもCPUは充分強く、意識して戦い訓練を積めば、他人と一緒に対人戦を戦う時でもかなりいける。そういう訳で、以下では味方CPUを上手く援護しながら戦う方法を紹介しよう。

味方/敵としてのCPUを知る

共通の大きな特徴としては、『やたらCSを使いたがる』『やたら特殊格闘を使いたがる』『ゼロフレーム反応』の三種類。前者二種については文字通りだからすぐ判ると思うが、後者二種については説明が必要だろう。

CPUは人間の様に、敵がどう動くかを予想し先読みで行動する訳ではないし、敵の動きを見てから行動を入力するが、これも厳密には人間と違う。例えば人間はステップしたければ同じ方向にレバーを二回入力する必要があるが、CPUはこれをゼロ秒で行える。つまり、敵の攻撃を見てからでも余裕でかわせるのだ。いわゆるゼロフレームステップという奴だな。

これは回避以外でも同じだ。例えば、敵CPUセイバーのアムフォルタス(ごんぶとビーム2本発射)、あまりに完璧なタイミングで撃たれるせいでステップしようにも引っ掛かる、という経験をした人は多い筈だ。人間のアムフォルタスは怖くないけどCPUのアムフォルタスは怖い、という人も多いだろう。

これも、ゼロフレーム反応に起因する。奴らは人間の様に『敵の硬直を見る→何を使うか判断する→ボタン操作→発射』という手順を踏まず、『敵の操作を感知→発射』という神速の反応をしてくる為、先読みしたのとほぼ同じ状態になってしまうのだ。

逆に言えば、敵CPUは先読みの異常に上手い敵と認識する事も出来る訳で、CPUの神反応を一概に不正だなんだと言うのは負け犬の遠吠えである。ある意味下手な人間相手以上に慎重に立ち回る事が要求され、相当堅実な立ち回りが鍛えられる筈だ。

味方CPUもこの辺は変わりない。諸君も、敵をダブルロックで追ってたら味方CPUが完璧と言ってからややしばらく完璧なタイミングでドラッヘを決めたとか、格闘食らってたら味方ガナーザクが敵ごとオルトロスで貫いてくれて「イテテ、ありがとよ」という体験を結構している筈だ。

が、当たり前と言えば当たり前ながら敵CPUよりは弱めに設定されている(低難易度なら強いが)。この為、この味方CPUをいかに上手く援護しながら戦闘するかが課題になるだろう。

又、他の特徴としては『弾の区別が無い』『クロスは下手だがカットは上手い』というものがある。

前者に関しては、自分が使う弾も敵が使ってくる弾も、全て『弾』として認識しているという意味だ。この為、高速のオルトロスだろうがしっかりかわすが、逆にバルカン相手でもしっかりステップしてしまうという間抜けな一面がある。自分が撃つ時も、敵の硬直に完璧なタイミングでビームを撃つ事もあれば、完璧なタイミングでバルカンを撃って「あれー?」となる事もある。

後者は、要は攻めの連携は苦手だが守りの連携は得意という事。自機が敵にビームを決めても即座に味方CPUがビームをポンと撃ってくれる事は少ないが、敵の格闘とかは容赦なくカットに入る。これは敵CPUも同様(レベル8の最後の方だと完璧な十字砲火が飛んでくるが)。

それから、フワステ、ステキャンは基本的にしない。たまにステキャン(特にL字ステキャンが多い)してくる事はあるが、基本的にはしない。その為、ステップの隙を狩りやすいという特徴がある。つうかむしろ、フワステステキャンまで完璧に使い始めたら勝ち目が無いのだが……

尚、弾を区別しないという関係上、敵CPUのレベルが例え8でも、バルカンちょい押し→敵ステップ→BR等で簡単に狩れる。が、初心者の内はともかく、こんなnoobな戦い方は中級を目指す者ならやめておきたい。バルカンの使い方も、対人戦の中で体得する必要があるだろう。

味方CPUを援護せよ! 初心者編−まずは護衛

味方CPUの命令には『ノーマル/集中/分散/突撃/回避/護衛』があるが、最初は護衛と回避をメインで使おう。護衛なら自機の周囲に位置する事を味方CPUも意識してくれる為、援護しやすい。無論、自分が味方CPUの近くに位置する事も忘れずに。

最低限、味方CPUがビームを決めたら自分も十字砲火でビームを撃とう。また、常にダブルロックで味方と同じ敵を狙う必要は無いが(当然その分もう一機の敵が暴れる)、味方がどちらの敵を狙っているのかは常に把握しておこう。

普通の対人戦と同じく、教科書通りカットも積極的に。自分が黒子となり、味方CPUを活かす様な戦い方が出来る様練習しよう。慣れてくれば味方CPUがかなり頼りになる様に見えてくる筈。

しかし、自分が撃墜され、味方CPUも結構な回数撃墜されると戦力ゲージ、そして味方CPUの回避性能の関係上どうしても苦しくなる。そういう時は命令を回避にし、自分が積極的に前へ出てダメを取ろう。

無論、味方CPUを無視して前に出すぎれば集中砲火に晒されて逝ける。この時も味方CPUと同じ位置を維持しよう。回避の味方CPUは回避に専念する為、それでも敵の注意はこちらに向きがちになる。引き気味に戦えば負担がかなり軽減されるぞ。

味方CPUを援護せよ! 中級者編−今度は自分が護衛

護衛と回避でそれなりに戦える様になったら、色々な命令を駆使していこう。突撃は回避を全然しなくなるものの、攻撃に専念してくれる為自分がガンガンに追われている時は使える。集中は方追いしたい時に。逆に分散は自分が目の前の敵に集中したい時に、敵僚機の足止めをお願いできる。

意外と強いのがノーマル。自分が意識して味方CPUを援護できる様になったら護衛をやめてノーマルをメインで使おう。護衛は自機の近くに行こうとする動作がどうしても入る為、戦闘能力はノーマルに劣る。

ノーマルならば味方CPUは好きに暴れられる。護衛の時よりも更に自分は黒子になる事に徹し、味方CPUを援護してやろう。そうすれば、味方の的確な攻撃が意外に強力で頼りになる事に気付く筈。そうなれば、上級者への道を一歩踏み出した事になる。

味方CPUに攻撃が集中したら前へ。逆ならば後ろへ。味方の攻撃には息を合わせてバッチリ追撃。味方が格闘とか食らっていたら容赦なくカット。臨機応変に位置取りし、変化する状況に合わせて味方を援護、つまり護衛し、敵を翻弄せよ!

このレベルにもなったら、味方CPUの機体性能に合わせて戦い方を変える事も必要。ガナーザクウォーリアなら強力な一撃で敵を飛ばしてくれるし、ハンドグレネードに合わせて攻撃を入れれば敵をダウンさせられる。ドムトルーパーなら高速のBDとバズーカが強烈。それぞれの強みを活かせる様にお膳立てするのだ。

味方CPUを援護せよ! 上級編−そしてゲーセンへ

味方CPUの護衛が上手く出来る様になったら、最終段階。命令をノーマルのみに縛って戦おう。最初は後半の戦闘が辛いかもしれないが、援護に慣れてしまえば味方CPUが一瞬で落ちる、という事は無くなる。

最終目標はノーマル縛りで『FINAL PLUS』到達、クリア。目指せ神の領域。

ここまで出来る様になったら、バルカンといった攻撃を使った牽制、心理戦、対人戦独特の駆け引き(先落ち後落ち、フワステ戦等)を除けばほぼ全ての実力がゲーセンで通用するレベルになっている筈。恐れずゲーセンに乗り込め! 負けてもぷよぷよせずに対人戦の駆け引きに慣れるのだ!