デュエルガンダム

デュエルガンダム
正式名称:ZGMF-X10A FREEDOM 通称:生デュエル、生デュ
コスト:420 耐久力:570  盾という名の鈍器:○ 変形:×

ボタン配置 兵装/技名称等
メイン射撃 57mm高エネルギービームライフル
サブ射撃 175mmグレネードランチャー
N格闘 ビームサーベル袈裟斬り→左胴抜き→蹴り二段
前格闘 二刀流になって突っ込み、左引き払い→右刺突(通称シャニ斬り)
横格闘 シールドアッパー
特殊格闘 空中十字斬

更新履歴

19/02/16:格闘にBRCについて追記。

機体解説

デュエルはオーブ連合首長国モルゲンレーテ社ヘリオポリス工廠にて開発された71年当時の最新鋭モビルスーツである。本機は後に開発されるGAT−Xシリーズ機(X105ストライク、X103バスター)の基本形として、MSとしての基本的性能、機動性と汎用性を備えた機体というコンセプトで開発された。その為後に開発されるGAT−Xシリーズに比べて際立った特徴は少ないが、基本装備としてビームサーベルやビームライフル等の汎用装備を備えており、「次世代の汎用機の基本形」としての条件を充分に満たしている機体と言えるだろう。

但し、基本骨格に採用されたX100系フレームは、後発機であるストライクのX105系フレームに比べ外装、内装機材との相性があまり練り込まれておらず、本来のスペックを十全に引き出しているとは言い難い。このX100系フレーム採用によりデュエルは長らく不当に低い評価を受けていたが、後にその優秀性が認められ、強化改修機GAT−X1022『ブルデュエル』が地球連合アクタイオン・インダストリー社にて開発された。この機体は第81独立機動群『ファントムペイン』に配備され73年の大戦で実戦に投入された(機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER)。

又、フレームの欠陥を除けばデュエルの設計の完成度は相当なものだったらしく、71年当時、ストライクダガーにデュエルの設計思想を組み合わせたロングダガーが上位機種として量産されている。特に、ロングダガーに連合軍版アサルトシュラウドを装備させた『ロングダガー・フォルテストラ』は煌く凶星「J」ジャン・キャリーの愛機として活躍。パナマ攻防戦ではイザーク・ジュールの駆るデュエルガンダム・アサルトシュラウドと死闘を演じ、新旧デュエル対決を実現させている(機動戦士ガンダムSEED MSV)。

71年の大戦ではオーブ所有の資源衛星ヘリオポリスを襲撃したザフトのクルーゼ隊によって奪われ、隊員のイザーク・ジュールの愛機となった。そのままヘリオポリスを脱出したアークエンジェルを追撃したが、唯一強奪を免れたストライクの迎撃によって機体は損傷、修復後は元々ジンなどの追加装備であったアサルトシュラウドを装着している。その後は『デュエル』ではなく『デュエルガンダム・アサルトシュラウド』として大戦を戦う事になる。

大戦末期、新設されたジュール隊の隊長となったイザーク・ジュールの隊長機となり、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ではプラント本国最終防衛線の防衛を担当する事になった。イザーク・ジュールは連合軍の核攻撃部隊『ピースメーカー隊』やその護衛のカラミティ、レイダー、フォビドゥンの三機を迎撃、奮戦。この際アサルトシュラウド部を破壊され、再び『デュエル』となった本機は連合軍新型ガンダム三機の内レイダー、フォビドゥンの二機までを撃破、プラント本国防衛に多大な功績を残し、大戦の終結を迎えた。

大戦後の行方は不明だが、一説によれば地球連合に返還されたという。しかしSTARGAZERのファントムペイン部隊が新型に乗る前は新造されたストライク、デュエル、バスターに乗っていたという記述がMSVにある為、詳細はやはり不明。

総合性能

420機体の中ではかなりの高機動を誇る。流石にネオンダムには負けるが、ストライクと並び、機動性では他に大きく差をつけ、ストライクと並んで420第二位の高機動機。また耐久力も570と充分あり、更に使いこなせば560並と言われる格闘、優秀な射撃性能を持つ。

前作ではストライクが厨房過ぎた為ナンバー2に甘んじていたが、今作ではストライクの弱体化により一躍420トップに踊り出た。昔からのデュエル使いとしてはただ強いからという理由だけでデュエル使いが増えて屈辱の極み。本物のデュエル使いならば厨房どもとは格が違うところを見せて欲しい。

本機の特徴はコスト420としては破格の性能を誇るビームライフル、同じく420としては破格の性能を持つグレネードランチャー(フリーダムのサブ射の様な兵装)、そして青グフ、白ゲイツに次いで強力な各種格闘、そして高い機動性。即ち全ての性能において安定した機体であり、このゲームの基本、及び420の基本に忠実に立ち回ればまず間違いは無いだろう。

無論、本機はあくまで420機体であり、その枠をはみ出た性能を持つ機体ではない。高機動でしかも強力な格闘を持つとは雖も、無理をすればいかにデュエルとて簡単に撃破される。自分はあくまで低コスト機である事を忘れない様に。

以下他の万能型420機体との比較。状況によって大きく変わるからあくまで参考までに

機動性
ネオンダム>>ストライクBR=デュエル>ザクウォーリア
火力
ザクウォーリア>ネオンダム>デュエル>ストライクBR
格闘性能
ネオンダム≧デュエル>ストライクBR>ザクウォーリア
連携能力
ネオンダムデュエル≧ザクウォーリア>>ストライクBR
生存性
デュエル>>ザクウォーリア>ストライクBR(ネオンダムは欄外)
1vs1性能
ストライクBR>デュエル>ザクウォーリア(ネオンダムは欄外)

尚、ネオンダムに二つ欄外があるのはその耐久力の低さのせい。それを考えなければどちらも上位に食い込める。要は腕次第。尚、乱戦性能は表にしにくい為表にしていないが、恐らくデュエルが一位。次点はネオンダムだがどさくさにまぎれて落ちる可能性が高い。

射撃

コストの割に威力が高く弾数もそれなりのビームライフルと、高威力高誘導で弾速がやたら速いグレネードランチャーを持つ。ビームライフルの弾数は5でリロード時間も通常のビームライフルと変わらない(1発5秒)為、弾数管理をしっかりやらないとすぐに弾切れを起こしてしまう。しかも、サブ射撃のグレネードランチャーが軽々しく放てる武装ではなく、単発撃ち切り。

つまり、着地取りから反撃、牽制までほぼ全てビームライフルに頼らなければならない。しかしそれに対応できるだけの弾はこいつのビームライフルには無い。但しこれは1vs1での話。420の相方は高性能な560か2落ち可能でガン攻めの280。つまり、デュエル自身が無理して射撃戦の主役を張る必要は無いのだ。その辺をしっかり頭に入れてから射撃戦を仕掛けていくように。

メイン射撃

【57mm高エネルギービームライフル】
《弾数5》《威力100》《装填5秒》

前作から基本的に変わっていないビームライフル。フォースインパルスやストライクルージュといったコスト450のビームライフルが弱体化(威力95)した中威力が下っていないというのは破格の性能と言えるだろう。特にデュエルはバルカンを持たない為、相方が大鷲暁以外の時は死に損ないの処分が面倒で、しっかり当てていく事が勝敗を分けやすい。

射界はコスト相応に狭い。その為、敵の隙を見つけたからと無闇にビームを放つと簡単に振り向き撃ちや二段撃ちになってしまう。こうなると、420中では高機動機と言える本機でも着地がかなり苦しくなる。ブーストの切り替えしや振り返り、滑り撃ちなどをしっかりやりつつ敵の隙を取っていこう。

以上、欠点を多く挙げたがそれは低コスト機体である以上仕方がない事。むしろ他の420機体を見れば本機のビームライフルが破格の性能である事が判る筈だ(ネオ専用ウィンダムは弾数に劣り、指揮官用ゲイツは射程が悲しいぐらい短い)。サブ射撃が1vs1で使い難い事を除けばこの機体の機動射撃戦性能は非常に高い。上手に使いこなし、デュエルがただの白兵戦用決闘機でない事を教育してやれ。

サブ射撃

【175mmグレネードランチャー】
《弾数1》《威力:152》《装填6.5秒》

ビームライフルの下部の取り付けられた榴弾発射機。銃器ネタが判る人はM16アサルトライフルの下に装着可能なM203グレネードランチャーの簡易版とか言えば判りやすいかもしれない。弾頭と爆風それぞれに当たり判定があり、爆風だけだと20ダメージ。弾頭が当たれば爆風命中確定できりもみダウンになる。誘導性能は下がったが、弾速はやたらと速くなった。

さて、この武装はデュエル最大の特徴であり、デュエルを扱う上で絶対に使いこなさなければならない武装となる。基本的にはフリーダムのサブ射撃『バラエーナ』プラズマ収束ビーム砲と同じもので、強力な誘導、恐るべき弾速、高威力、一撃ダウンといった性能を併せ持ち、相手がステップするか余程の回避動作を行わない限り命中する。

その高性能の代わりに単発撃ち切りであり、又隙もそれなりにあり、発射動作中はブーストを消費する。しかし、無印時代膨大だった隙はかなり減少しており、ブースト消費量を考えると隙自体はバラエーナよりも少ないとさえ言えるかもしれない。グリーンホーミング対応武装だが、赤ロック距離まで飛ぶと誘導が無くなる為、有効とは言えない。

基本的にいい事ずくめに思えるこの攻撃だが、やはりそれなりの隙は曝す事になる。又、その速い弾速故に近距離で撃つと弾が誘導しきらずに外れてしまうという事も有り得る。状況によってはBR確定どころか下手を打つと格闘一式貰ってしまう事になる。あくまで中〜遠距離から使う狙撃武器。性能上相手がこちらに気づいてない状況で撃つと非常に有効。気付いた時にはもう遅い。華麗に決めて叫べ!「そういう時は、身を隠すんだ!」

尚、この武器は地上に立ったまま撃つことができない。飛び上がって発射というモーションの為である。この為地上で撃つと超低空で発射したことになり、発射後何もしないと射撃硬直→着地硬直と大きな隙を曝してえらいことになる。発射後は必ずブーストダッシュやステップで着地をずらしておこう。又、発射動作の関係上低い建物の後ろから撃つと『飛び上がり→(建物の上に出る)→発射→着地(ここで建物の後ろに又隠れる)』という素敵な技が出来る。上手く活用したい。

以上の点をまとめると、この武装の使いどころは原則として
・中〜遠距離の狙撃
 主に着地取り、つまり硬直取りになる。
 又、なんだかんだでステップで回避可能な為、主に闇討ち。
・味方が危機に陥っている時の援護
 特に、
  味方が片追いされている時
  味方が格闘を食らっている時
 などは積極的に撃っていこう。

味方を援護する性能はかなりのものがあるから積極的に狙おう。た だ し。グレネードは撃つのに時間がかかる為、「グレ撃ってる暇あったらBR撃ちながらBDで駆けつけてくれ…」という場合も多い。戦局をしっかり見極める必要がある。ここだ!と思ったら迷わず撃とう。

逆に撃ってはいけない状況は『味方が1vs1(特に近距離戦)を展開している時』これである。というのもデュエルの相方というのは大体560なのだが、

フリーダム→高機動万能射撃機だが威力を除けば全格闘が優秀
ジャスティス→高機動格闘特化機。接近戦が基本
プロヴィデンス→中機動射撃特化機。とは言え近付かれても埼玉キックや横格は強烈
アカツキ→高機動万能格闘機。接近戦も中距離射撃戦もこなせる

と、接近戦に対応する武装を皆持っている。確かに接近戦特性E(超ニガテ)とかタイマン特性E(超ry)の機体が相方なら1vs1の接近戦でで援護グレネードはありなのだ。例えばミサイル装備ジンだ。それならば、もし味方に当たっても、それはそれで味方はダウンによってデュエルが接近して援護する為の時間を稼げる。しかしそうでないならば、最悪、味方の格闘をカットするというどうしようもない事態に陥る。無論、相方が560で1vs1をやっていても状況によっては撃つ。例えば味方のプロヴィデンスが敵のデスティニーに追い回されていたら撃ってあげた方がいい。だが、基本的には控えておこう。

又、後で述べるが、横格闘の後に使う場合も多い。それから、ビームライフルの弾がどうしても不足しがちになる為、牽制目的で撃つ場面も出てくる事になるだろう。但し、敵との距離、敵の武装には気を付けるように。フォースインパルス相手ならば反撃ビームを余裕で避けられる距離でも、ガナーザクウォーリア相手に撃てば硬直中にオルトロスの太いビームを叩き込まれてしまう。使用中、空中に停滞してしまう武装である事を常に忘れずに。

格闘

伸びるN、短時間で大ダメージを取れる前、生命線の横と流石決闘を冠する機体だけはある格闘が揃っている。最初は横格一辺倒でも問題無いが、慣れてきたらN、前、横と使い分けられる様にすると420とは思えない性能を発揮する。

全般的に出し終わりの隙が大きめで、BRCしないといけない場面が多い。特に横は当てただけではその後の立ち回りが難しく、半強制的に射撃キャンセルを入れなければならない。弾数をしっかり管理しておかないと、格闘を多めにしてるのに射撃の弾が無い、という変な事態になる。

N格闘

《出し切り威力:213》《BRC威力:230》

四段攻撃だが、最後の蹴り二段は一回の入力で二段出る。踏み込み距離は良好で、この格闘が一番伸びる。又誘導も上下左右されなりにあり、威力もデュエルの中では最大で420とは思えないダメージ。カットには持ってこいの性能。一段目が胴抜きではなく袈裟斬りな為、少々上下差があってもあたってくれるところもポイント。ただ踏み込み速度は決して速くないと言うか遅い為、敵の隙にねじ込むのは難しい。

問題は攻撃時間がそれなりに長い事にある。特に二段目まではカットされやすい。逆に三段目以降は機体が上に動く為カットされにくくなっている。出し切った後も結構素早く動ける。尚、二段目までで止めてビームライフルを放つと攻め継続になるが攻め継続弱体化の今作では価値が薄い。

優秀な通常格闘だが、あくまで通常格闘の枠をはみ出る格闘ではない。例えば出はそこまで速くないし判定も弱い。相手の大きな隙にしっかり叩き込んでいく格闘、という点では他のあらゆる格闘と同じと言える。唯一違うのはやたら伸びて誘導も優秀、という点。

前格闘

《出し切り威力:182》《BRC威力:195》

二段格闘だが一回ボタンを押すだけまで自動的に二段まで出る為、外すと大変残念な事になる。二段目の刺突が多段ヒット。通称シャニ斬り。これはこの格闘の動きが原作終盤、シャニの搭乗するフォビドゥンを撃破した時の動きと同じ、という点に由来する。

あまり踏み込まないものの発生は早く、攻撃時間が短めで通常格闘と比べカットの心配も少ない。又、攻撃時間が短いにも関わらずこのダメージという事は単位時間あたりのダメージ効率がかなり高いという事。使いこなせばダメージ効率が大幅に上昇する。要練習。

一段目が当て易い事も大きなポイント。一段目の引きながら払う動作がかなり大きく、デュエルから見て左へのステップは簡単に狩れてしまう。例えそれが最速ステキャンでも。又動作の性質上に右ステップも狩れる。発生の早さとあいまって、近距離での敵の隙にねじ込む格闘としては最高だろう。Nを入れたいがカットが不安な時にも使える。

横格闘

《出し切り威力:135》《BRC威力:150》《GLC威力:156》

ザ・デュエルアッパー。回り込んで盾で突き上げる一段格闘。デュエルの主力格闘、と言うかむしろ生命線となる格闘。これが使いこなせないデュエルはパンチで速やかにお陀仏略してPSO。絶対に使いこなす様に。使いこなせないと早々にティウンティウンティウン。

出が早い、回り込み優秀、誘導優秀、鬼強判定、一段100越えダメージ、吹き飛ばし技、上下動作のお陰でカットされにくいばかりか反撃も受け難い、しかもステップで硬直キャンセルが可能…といい事ずくしな超絶優秀格闘。グレネードランチャーとこれを使いこなさない限り、そのデュエル乗りはPSOな毎日確定。この格闘、当ててしまえば簡単に、しかも一瞬で片追い状況が作れる。それだけにどんどん使って当てていきたい。

とは言えいい事だけの格闘ではなく、弱点もある。まず踏み込みはあまりよろしくない為ちゃんと近付いてから出さないと敵の目の前でジャンプしてしまう事。第二に、ジャスティス前格すら潰せる鬼強判定とは言え、判定が段々強くなっていくタイプ(盾が出ると判定が強くなる。正確に言うと盾の先端の判定が異常に強いがそれ以外は弱い)為、盾が出るまでは判定がとても弱いという事。

第三に、上下の誘導が弱く、飛び上がる攻撃である関係上特に下方向への誘導は弱い事。そして第四に、補正率が極端に高く、次の攻撃のダメージがとても小さくなってしまう、というこの四点だ。しかしこの程度の弱点はマイナス要素にはならない。ただ気を付けるべき点というだけだ。積極的に狙って敵を吹き飛ばしていこう。

尚、格闘となれば当然追撃で射撃を入れられる訳だが、この横格闘に限っては二種類の射撃で追撃できる。ビームライフルとグレネードランチャーだ。

・ビームライフルの場合
隙が少なく相手を遠くに飛ばせるのがこちら。基本的に命中後に射撃釦連打で行く事になる。そうすれば横格命中後の落下の動作のままビームライフルを撃つ事になり、少ない隙で敵を吹き飛ばせる。相手にしてみれば受身を取ろうにも追撃前は無理、追撃後は受身を取れるにせよ吹き飛ばされているから戦場への復帰に時間がかかる、というどうにもならない状態になる。勿論、そのまま受身を取らなければ敵の相方は片追いの危機に晒される。但し、デュエルのビームライフルは高性能とは言え弾数に不安がある為、これを使うにも残弾数との相談は忘れずに。

・グレネードランチャーの場合
こちらを使うのは第一に敵が受身を取る、と読めた時。第二にビームライフルの弾を節約したい時、となる。横格後、更に浮き上がって停滞しながらグレネードを叩き込む。相手が受身を取ろうが取るまいがほぼ確実にダウンを取れる事が利点(稀に受身の時機によってはグレネードがかわされる。本当に稀にだが)。
問題はグレネードランチャーを使用する以上隙が大きくその隙を敵相方につかれたり、下手をすればカットされてしまう事。そして、地上付近でこれをやった場合で敵が受身を取らなかった場合、ビームライフル追撃よりもダメージが落ちてしまう(146になってしまう)事の二点。逆に言えばこの二点が解決されている状況であれば強力なコンボとなる。

敵(敵相方を含め)がどういう状況にあるのか…つまり敵が横格の受身を取りたい状況か否か、自分達の高度はどうか、敵相方の位置は何処か、何をしているかといった様々な情報を確認した上で両者を効果的に使い分けたい。

特殊格闘

《出し切り威力:121》《BRC威力:154》

全段ヒットで吹き飛び属性となる。カス当たりだとよろけだけな為、敵の方が早く動き出してしまいえらいことに。このゲームで最も格好いい格闘の一つだが、飛び上がり時間が長過ぎて簡単に避けられる上、硬直が死ぬ程長く(先に述べた通り、カス当たりだと敵の方が早く動き出す)、威力も今一つ…と使い難さは無印の頃からお墨付き。ぶっちゃけて言うと封印安定な、「あーもう、ダメダメです」と勇者お…アズラエル理事の声で言いたくなる格闘。

但し、敵の上から使うとほとんど上昇せず、一気に敵機めがけて飛び掛るようになる。この場合だと出が優秀でなおかつ下方向に異常に強い近接に早変わりする。上下差のせいで前格も横格も微妙、かと言って通常格闘もな…という場合は使っていける。但しBRCしないと隙は膨大だから気を付けて使おう。

尚、近距離の着地取り合戦で、もうブーストは無いし、とは言え近くに建物も無いし、どうしても着地を取られそう、どうしよう、という時に出すと敵のビームをかわしながら当たる事がある。但し、一度でも当てると敵も警戒してくる為こちらも注意しよう。尚、敵との距離が近い時にこういう状況になったら素直に横格闘を選択した方が賢い。

ちなみに、世の中には埼玉キックの上からこの格闘を決めてある地方大会の優勝をもぎ取った猛者がいるらしい…

戦術

以上この機体の武装を述べてきたが、特筆すべきは『高誘導高威力なグレネード』『伸びる(=カットに使える)通常格闘』『遠方へ吹き飛ばせる横格(+BR又はグレネード)』。つまり1vs1よりは援護、闇討ち、迎撃が得意という武装になっている。

だが1vs1の性能も悪いどころかむしろ良い。かつてはストライクBRが厨性能だった為影が薄かっただけで、牽制を全てビームに頼らなければならないという弱点があるにせよ420万能機体の中ではストライクBRに次いで1vs1が得意。しかもストライクBRの弱体化により、ストライクとの差はかなり縮まったと言っていいだろう。但し、奴の横格はこちらの生命線の横格を一方的に潰せる、いわばデュエルキラー的存在。気をつけよう。

前述の通り基本的に連携機であり、又低コストな為味方にくっ付いて戦い、個別タイマンは避けていきたい。又、本機はあくまで420であり、450にはどうしても劣る。デュエルはどれだけ450に劣るのか、その劣っている部分をしっかり把握し、デュエルを420として活躍させる事が勝利の鍵となる。

最後に搭乗者イザークの台詞を以って締めよう。
プラントへ放たれる砲火、一つたりとも通すんじゃない!