フリーダムガンダム

フリーダムガンダム
正式名称:ZGMF-X10A FREEDOM 通称:自由、生自由
コスト:560 耐久力:680  盾:○ 変形:×

ボタン配置 兵装/技名称等
メイン射撃 MA−M20『ルプス』ビームライフル
サブ射撃 M100『バラエーナ』プラズマ収束ビーム砲
チャージショット ハイマットフルバースト
格闘 MA−M20『ラケルタ』ビームサーベル
N格闘 ラケルタで抜き胴→引き払い→回し蹴り
前格闘 JOSH−Aでデュエルを蹴り落としたのと同じ蹴り。通称キラキック。
横格闘 回り込んで横にラケルタを一閃→縦回転蹴り落とし
特殊格闘 アンビデクストラス・ハルバード
BD格闘 抜刀後神速で敵に近付きすれ違いざまに引き払う

更新履歴

19/01/24:前格の威力を訂正。出し切り182ってそりゃ高すぎだ。 19/02/16:格闘、前格闘、BD格闘に追記。CS、戦術に追記。

機体解説

フリーダムは71年のヤキン・ドゥーエ戦役後半にザフトによって建造されたオンリーワンの旗機。従来の電池式モビルスーツとは異なり、ニュートロンジャマーキャンセラーを装備し内燃機関で駆動する。OSには連合のGのOS名をもじった開発陣が名付けたG.N.D.U.M.Complexが使われている。

今作ではゲームバランスの都合上それぞれの火器の威力は割合普通だが、設定上は恐ろしく高威力であり、バラエーナに至っては試験を行ったゲイツ改が二発発射した時点で停止したという恐ろしい火力を備えている。

劇中では完成した段階でラクス・クライン及びクライン派の手引きでキラ・ヤマトに譲渡され、アラスカの地球連合軍最高司令部JOSH−Aの戦闘に介入。その後オーブ本国攻防戦でも活躍するが連合の新型ガンダムの相手に手間取りオーブそのものは陥落。クサナギと共に宇宙へ上がり、メンデルではラウ・ル・クルーゼの駆る指揮官用ゲイツを一蹴。最後の戦いとなったヤキン・ドゥーエ攻防戦でもその恐るべき戦闘力を発揮し、核攻撃隊を瞬殺したり、クルーゼの駆るプロヴィデンスを自身も大破しながらも撃破している。

その後オーブに搭乗者のキラと同じく匿われ、修理されて73年の時点では完全な状態に戻っていた。ラクス暗殺部隊のアッシュを殲滅したのを皮切りに、各所での戦闘に介入。ほぼ無敵状態(事実デスティニーらが完成する前の時点ではフリーダム優る機体は存在しない)でムラサメやダガーを叩き落し、セイバーガンダムをバラバラにしたりと八面六臂の大活躍。しかし最後は合体機構を全力で使いこなしたシン・アスカのインパルスの前に倒れる。

総合性能

ヤキン・ドゥーエの英雄。前作でも強かったが、ステップ系が全般的に弱体化され、相対的にブースト性能が重要視される様になった今作では相対的にとは言え株が急上昇。しかも格闘の威力も増加(他の殆どの機体も威力上昇はしているが)。

グリーンホーミングの恩恵を最大限に受ける『バラエーナ』プラズマ収束ビーム砲、闇討ちで撃たれたが最後逃げられないハイマットフルバースト、中距離戦で威力を発揮する強力な『ルプス』ビームライフル。誘導と踏み込みの強化で狙える機会が増えた大威力の通常格闘、回り込み性能が異常に優秀な横格闘、ほぼカット不可能な前格闘、いつも通り神速のBD格闘。更には膨大なブースト量、高速のブーストダッシュ…と相も変わらず欠片の隙も無い万能機。

大火力の格闘がN格ぐらいしか無い為高機動射撃寄り機体という事になるが、発生も終了も早い横格等が大変優秀な為近距離でも侮れない強さ。その上放置なんかした日にはバラエーナが凄い勢いで曲がりながら飛んでくる、というオールレンジで戦場を支配できる機体。

基本に忠実に戦えば間違いなしのまさに万能機体。異常に広いフリーダムのホームグラウンドを最大限に生かして戦おう。

射撃

何せ万能射撃寄り機体だけに射撃性能は非常に優秀。弾数充分でリロードも速いビームライフルを始め、前に向かって撃った筈なのに斜め三十度ぐらいに向かって曲がりながら飛んでいくほど誘導性の高いバラエーナ、弾速が異常なハイマットフルバーストと充分すぎるほどの武装を持つ。

この機体を使うという事は相方は420。420は一応中コストとは言え腕が同等なら420が450の相手をするのは難しい。バラエーナやビームライフルで牽制しながら射撃戦の主役を務めていこう。

メイン射撃

【MA−M20『ルプス』ビームライフル】
《弾数8》《威力105》《装填4.65秒》

前作から相変わらず優秀なビームライフル。このビームライフルで弾切れする様なら撃ち過ぎ、又は相方が仕事してなさすぎのどっちか。弾関連がとにかく優秀なビームライフル故、積極的に撃っていきたい。

射界は流石フリーダムという感じでかなり広いが、振り向き撃ちが厄介。隙こそ減ったが、振り向き撃ち中のブースト減少は前作からお墨付き。折角射界が広く他の性能も優秀なビームライフルを持っているのだから、振り向き撃ちや二段撃ちにならない様心掛け、射撃戦の主役を張っていこう。

サブ射撃

【M100『バラエーナ』プラズマ収束ビーム砲】
《弾数2》《威力:138》《装填3秒》

背部の羽根に設置された大出力ビーム砲。その場で立ち止まってダウン属性のごんぶとビームを2本発射する。2発同時発射の為事実上弾は1発。装填が異常に速く、ほぼ連射が出来るほどの速度で装填が終わる。又、発射動作中はブーストを消費する上、バラエーナを展開するまでの時間が結構長く、発射前の隙は大分大きい。

が、その弱点が気にならないほど弾の性能は優秀。弾速が速いばかりかごんぶとビーム二本が物凄い勢いで曲がりながら飛んでいく為、ステップしない限り回避は困難。グリーンホーミングにも対応している為、相手が油断してると超々遠距離からの発射でも命中してスッ飛ばせるほど。

基本性能がデュエルのグレネードランチャーに非常に近いもので、発射前の隙が大きく発射後の隙は比較的に少ないのも同じ。又、その速い弾速故に近距離で撃つと弾が誘導しきらずに外れてしまうのも同じ。しかし明らかにデュエルのサブよりも隙が大きく、近距離で出そうものなら外れるどころかほぼ確定で格闘一式貰える。あくまで中〜遠距離から使う狙撃武器。性能上相手がこちらに気づいてない状況で撃つと非常に有効。何も考えずにブーンと飛んでるアホタレにはバラエーナでヤキン・ドゥーエの英雄の力を教育してやれ。

尚、この武器は地上に立ったまま撃つことができない。別に飛び上がる訳ではないのだが、地上で撃っても僅かではあるが微妙〜に空中に飛び上がって撃ってくれる。この為地上で撃つと超低空で発射したことになり、発射後何もしないと発射前硬直→射撃後硬直→着地硬直と大きな隙を曝してえらいことになる。発射後は必ずブーストダッシュやステップで着地をずらしておきたい。一応、地上で撃っても少しだけではあるが射撃後硬直がとけて着地前に動けるが、慣れない内は少しだけ浮いてから撃つ事を推奨。

以上、色々述べたがこの武装の使いどころはデュエルのグレとほぼ同じ。
・中〜遠距離の狙撃
 主に着地取り、つまり硬直取りになる。
 又、なんだかんだでステップで回避可能な為、主に闇討ち。
 しかし装填が速く、建物に隠れながらGH撃ちするだけでうざい。
・味方が危機に陥っている時の援護
 特に味方が片追いされているや格闘を食らっている時は積極的に撃っていこう。
 バラエーナはごんぶとビーム二本な為カット性能は異常。

味方を援護する性能はかなりのものがあるから積極的に狙おう。た だ し。デュエルのグレネードほどではないがは撃つのに時間がかかり、その場に留まる時間もそれなりに長い。よって、「バラエーナ撃ってる暇あったらBR撃ちながらBDで駆けつけてくれ…」という場合も多い。当たりそうにも無いのにバラエーナを撃つのは厳禁。

又、ごんぶとビーム二本ゆえ敵に当て易い事は既に述べたが、しかし、逆を言えば味方にも当て易い。目の前の敵をダウンさせる→即振り向いてバラエーナとかやると味方を吹っ飛ばす可能性がある。ちゃんと戦局を見極めよう。

それから、敵との距離、敵の武装には気を付けるように。デュエルでも同じ事を述べたが、フォースインパルス相手ならば反撃ビームを余裕で避けられる距離でも、ガナーザクウォーリア相手に撃てば硬直中にオルトロスの太いビームを叩き込まれてしまう。使用中、空中に停滞してしまう武装である事を常に忘れずに。

チャージショット(メイン)

【ハイマットフルバースト】
《弾数∽》《威力249》

一斉射撃とも言う。 MA−M20『ルプス』ビームライフル一挺、M100『バラエーナ』プラズマ収束ビーム砲二門、MMI−M15『クスィフィアス』レールガン二門を一度に一斉掃射するという大盤振る舞い。お陰で威力も大変ステキ。その上チャージも速くて射撃範囲も横に広いというネ申。その代償としてブーストを9割消費するというステキな兵装。

隙は全般に少なく、中距離での戦闘には持ってこいの武装なのだが、ブーストを9割消費するという特性上どうしても反撃を食らいやすくハイリスク。横に広いとは言ってもクスィフィアスのみ命中だと66だし、しかも実は多段ヒットで、途中でよろめかされるとダメ負けしたりする。一応実弾を打ち消してはくれるのだが…

対戦術級機動兵器、特にミーティアへの最後の切り札だが、対人戦ではどうしても当て難い。しかし全く使わないのも勿体無い。二、三戦に一回ぐらいでも問題は無いから、アクセントとして使っていくといいだろう。以外とクスィフィアスが引っ掛かってダウンし、片追い状況に追い込めたりする事も。ちなみに、バラエーナと同じく地上では撃てない(ちょっと浮き上がる)のだが、実は地上で撃って着地してしまった方が隙が少なかったりする。

格闘

伸びて大ダメージのN、回り込み性能と威力が異常な横、単発技で使い易い前、神速で切りかかるBD格、と必要以上のものを持っている。流石はヤキンの英雄筆頭。とは言え、発生と判定に優れる自衛技が無い為、格闘機に近距離を維持され続けると辛い。が、さっさとお帰り願える格闘性能はあるし、機動性的にも離脱は困難ではない筈。基本的に中距離射撃戦で勝つ機体な為、無闇に格闘を狙わないでいきたい。

N格闘

《出し切り威力:228》《BRC威力:247》

フリーダム最高ダメージ格闘。三段目を前格で派生させると252ダメージ。

誘導と踏み込みは良好なのだが、何せ出してる時間が長い。一応一段ごとに前上方に動く為中距離からならBR程度ではカットされないが、軸が合っていると普通にカットされる。格闘中にサーチを換えてみたり、レーダーをよく見たりしてどうするか決めよう。

カットされやすいという欠点はあるものの、何せフリーダムの格闘は破壊力に欠ける為、機会があれば積極的に狙っていきたい。カットされそうなのに出してしまったら途中でBRCしてしまおう。二段目をBRCで185ダメージ。尚、もし狙える状況なら前派生までしてしまいたい。相方がバルカンを持っていない場合、死に損ないの敵に暴れられてそれが原因で負ける事もよくある。一応5しかダメージは変わらないんだが…

前格闘

《出し切り威力:135》《BRC威力:158》

接近戦の生命線その1。エールストライクから受け継がれたキラの省エネ得意技。なのだが、蹴り系にしては珍しく当たり判定の発生が遅く、敵の格闘とカチあうとほぼ一方的に負けてしまう。一応判定が出てからなら決して弱くないのだが…。又踏み込み距離も悪い。尚、前派生させるとBD格闘が出て178。更にBRCすると187。

とは言え踏み込み速度は速く、敵の微妙な隙にねじ込む格闘としては大変優秀。BRCする事で敵を遠くに吹き飛ばせるし、格闘にかかる時間も一瞬な為、カットされても当たった後の事が多い。よってガンガン使っていきたい。

前派生でBD格闘が出る。派生で乱戦から脱出出来たり、BRCで吹き飛ばして片追い出来たり、と二種類の使い方が出来る格闘。上手く使い分けてガシガシ攻めていこう。但し、前派生した場合は絶対にBRCする様に。びっくりするぐらい膨大な隙がある。伸びるNを持ってる格闘機なら簡単に逝けます。

本機はこの格闘の発生の遅さ故に近距離戦での生存性が他560と比べ著しく悪く、特に乱戦での生存性が悪い(攻撃性能はコスト相応のものがあるが)。近距離戦に持ち込まれたら取り返しのつかない大ダメージを貰う前に、『前を当てて前派生で離脱する』『後述のBD格闘を当て離脱』『ブースト持続や速度を生かして離脱』を上手く使い分けて距離を取ろう。

横格闘

《出し切り威力:190》《BRC威力:199》

接近戦の生命線その2。踏み込み長くて速い、出が早い、回り込み優秀、誘導優秀、判定広い、出し切るまでがやたら速い上に上下に動く、叩きつけでほぼダウン確定、しかも前作から威力上昇+判定広がる+発生高速化という上方修正までかかってえらい事に。少なくともこいつを上手く使えなければそのフリーダム乗りはパンチで速やかにお陀仏略してPSOな毎日。問題は判定が弱い事と破壊力ぐらいだ。

一応、一段目の後に前派生が出来るのだが、相手は受身を取れる上に出し切りよりダメージが低いし更にBRC出来ないという存在意義が見出せない派生。ぶっちゃけ封印でどうぞ。一応これでフィニッシュすれば敵をぶった斬って終了するからかっこいい。ただそれだけ。

一段目BRCで敵を遠くに吹き飛ばせる。ダメージ134。二段目BRCだと敵を叩きつける為ほぼ確実にダウンを奪える。特射入力でキャンセルすると上昇しながら撃つ為隙が無い。又、空中で当たった場合はただのBRCでも敵と一緒に急速降下する為やっぱりカットされにくい。どれを選ぶかは使い手次第。状況に合わせて変えていこう。

ちなみに異常な回り込みと誘導を誇る為、敵のステップを見た瞬間その方向にレバーを入れながら格闘を押すとステップが普通に狩れる。

特殊格闘

《出し切り威力:142》《BRC威力:148》

飛び上がってラケルタを連結させてアンビデクストラス・ハルバードとし、突っ込んで貫く。この突きが強制よろけ属性で、敵が何らかの理由で吹っ飛んでいても刺せばその場でよろける。あんまり意味無いけどな。その後の払いで敵を吹き飛ばす。

踏み込み速度、距離、誘導は優秀。ただその動作の関係上発生はとても遅い。激しく遅い。一応、飛び上がりで敵のビームライフルをかわしながら当てる、という技は可能。ハイマットフルバーストと同様、戦闘のアクセントに奇襲技として使うが吉。何せ突きだから当たり判定さえ出てしまえば強判定。

BD格闘

《出し切り威力:120》《BRC威力:143》

何はともあれ神速。それ以外のコメントの仕様が無い。兎に角神速。前格闘から派生前格闘で出るのはこれ。神速で接近してすれ違いざまに斬り抜ける。命中してもその場に踏み止まる訳ではなくかなり遠くへ吹っ飛んでからようやく技が終わる。

前作から踏み込み速度と距離、誘導が下がってしまっている。が、そこまで気になるほど弱体化された訳では無い。むしろ気にするべきところは判定が死ぬ程弱い為どんな格闘とカチ合ってもほぼ負ける事、命中後はBRCしないと物凄い残念な隙を曝す事、この二点だろう。ちなみに当てられなかったらBRCできない訳で、いくら遠くに飛んでから技が終わるとは言え、N格一式しっかり貰える隙は充分あり、外すと逝ける。バスターのグゥレイトォ!すら貰う。外してもCSCは出来る為出来ればチャージショットを使える状態で撃ちたいがそうなると当てた時の隙が増えるという悩ましい格闘。必中の心意気で望もう。

何はともあれ神速故、カットや闇討ちなどに積極的に使っていきたい。ただ先に述べた通り外すとえらい事になる。今作はBD格闘自体も出しにくくなっている為、慣れるまでは対人戦では封印し、近距離戦は前と横に頼ろう。使いどころ(当てどころ)を見極められる様になれば、近距離戦や乱戦からの離脱を含めた戦闘能力が向上し、フリーダムの得意距離がより広がり、戦略的に優位に立てる。

コンボ補正が大変悪く、コンボの始動に使うとダメージが残念。カットはされにくいのだが。

戦術

ただでさえ赤ロック距離が長い上にバラエーナやハイマットフルバーストのせいで遠距離からでも怖ろしい一撃を放ってくる。その上機動性は560随一と来ていて、とてもではないが無視は不可能。唯一接近戦だけはそこまで強力ではないが、少しでも隙を見せたらその時点で何かしらの格闘を叩きこまれて糸冬 了となる…という、相手からしてみればとても嫌らしい機体。相手が590を投入してこない限り、常にこちらが主導権を握る事が出来る。長くて速いBDのお陰で中距離BDBR戦に持ち込めば独壇場。

ただ、万能性が異常に高い代わりに特徴もあまり無い。大鷲暁みたいに暴力的な威力の格闘がある訳でもなく、プロヴィデンスみたいな強力な支援性能がある訳でもない。一気に追い込んでいくのは難しい機体の為、常に基本に忠実に立ち回り、ジリ貧をドカ貧にしてやろう。あと、特に野良の場合は相方420のお世話も忘れずに。相方420がフラフラと敵高コストに向かっていっても慌てずBDかバラエーナを。…オーブ国防本部? ああ、アレは無理だ。諦めたまえ。