ストライクルージュ

ストライクルージュ
正式名称:ORB-02 STRIKE ROUGE 通称:ルージュ、紅
コスト:450 耐久力:600  多分陽電子砲は防げない盾:○ 変形:×

ボタン配置 兵装/技名称等
メイン射撃 57mm高エネルギービームライフル
サブ射撃 75mm対空自動バルカン砲塔システム[イーゲルシュテルン]
N格闘 ビームサーベル袈裟斬り→引き戻し斬り→突き
前格闘 薙ぎ払い→鬼突き
横格闘 神速抜き胴二段
特殊格闘 二刀流多段ヒット突き→上方払い

更新履歴

19/02/16:新規作成。

機体解説

ストライクルージュはオーブ連合首長国モルゲンレーテ社ヘリオポリス工廠にて開発された五機のGの内の一機であるストライクを、モルゲンレーテ内に残された設計図から製造し、大破したオリジナルストライクから得たフェイズシフト装甲技術を改良した新型フェイズシフト装甲を施して完成した、オーブ連合首長国の事実上の国家元首カガリ・ユラ・アスハの専用機。左肩には彼女のパーソナルマークの獅子の紋章が描かれている。

オリジナルのストライクと比べ、フェイズシフト装甲のパワーエクステンダーなる部分が改良されている。この技術は73年に製造されたセカンドステージシリーズ(インパルス、ガイア、カオス、アビス、セイバー)に搭載されたヴァリアブルフェイズシフト装甲に近い技術で、電圧の関係でフェイズシフト装甲が赤く染まり、より強固になっている。又、カメラアイ部分が緑色に変更されている(理由は不明)。

本来は統合兵装ストライカーパック『I.W.S.P.』を搭載して実戦に参加する予定だったが、種々の理由により(一説にはカガリがIWSPを使いこなせなかったと言うが、その割にカガリは操縦が上手い)エールストライカーを装備している。この為、基本的にはエールストライクと性能は変わらない。71年時代は新型のゲイツをもものともしない破格の性能を誇ったが、73年ではザフトのニューミレニアムシリーズ、つまりザクやグフと同程度の性能。

71年の大戦ではオーブ本土攻防戦時に宇宙へ脱出したクサナギに分解したパーツのまま搭載されて宇宙へ。その後第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にどうにか組み立てが間に合い、カガリの手で実戦へ投入された。この際初出撃にも関わらずカガリは多大な戦果を挙げ、ジャスティスらと共にヤキン・ドゥーエ中枢やジェネシス内部に侵入している。

73年の戦争ではオーブ脱出時にアークエンジェルに搭載され、フリーダムらと共にオーブ遠征軍の戦闘停止等に投入されたが、実際の戦闘はほとんど行わなかった。ザフトによるオーブ総攻撃の際、カガリはアカツキで出撃。同時に猛攻を受けていたエターナルを救う為本機を借り受けたキラ・ヤマトの手でエターナル救援に急行。結果エターナルを守りぬいたものの機体は大破し、以降出てこなくなる事から、オーブ本国に搬送されたか、それか廃棄された可能性もある。

総合性能

ヤキン・ドゥーエの英雄その3。いわゆるARF+G(エールorイージス/ルージュ/フォース+ガイア)の一翼を担う450屈指の高機動万能機にして強機体。前作では横格の力でガンガン攻める機体だったが、今作では一転、フォースやガイアと比べガンガンに攻める格闘を持たない代わりにダウン性能や破壊力に優れたタイプとなった。

他のARFGに比べ変形の様な特殊なシステムを持たず(A/G)、又、フォースの様に高機動なのはいいのだがやたらめったら反応が鈍いという事も無い、初心者には最もお勧めな機体。まずはこの機体で本作に慣れる事を推奨する。

フォースに比べて軽くて扱いやすく、他のARFGに比べダウン性能に優れる本機は一人でも活躍出来るが味方と連携するとその性能は倍増する。豊富なBD持続と高速なBD速度を生かし、味方と連携して上手く敵を撃破していこう。

射撃

標準的なビームライフルと標準的なバルカンを備える。本当に標準的なものしか無い為、自分で上手くアクセントをつけないとどうしても攻めが単調になったり弾切れになりがち。今作のバルカンはかなり頼れる為、バルカンも積極的に立ち回りに絡めていこう。幸い、ルージュのバルカンは頭装備ゆえに扱いやすい。

メイン射撃

【57mm高エネルギービームライフル】
《弾数7》《威力95》《装填5秒》

標準的なビームライフル。前作から威力が5下がったが他の機体も同じ為気にはならない。射界も広く、反応も良い。ただ、遠距離でマトモに役に立つ武装がこれだけ(バルカンはよろけとかが無い為牽制にしかならない)な為、牽制とか命中確定とかを深く考えずにこればっかりバカスカ撃ってるとすぐカチッと来る。弾数管理をしっかりと。

サブ射撃

【75mm対空自動バルカン砲塔システム[イーゲルシュテルン]】
《弾数60》《威力:》《装填秒》

頭部に装備されたファランクスシステム。ファランクスとは言え、対MSでもそれなりの性能を発揮する。12発まで連続発射可能(同時二発発射の為実質6発)で、途中でボタンを離す事で2発から12発まで発射数を調整出来る。

硬直が非常に短く、ミスって射界の外に出てしまっても振り向き撃ちが無い為隙が生まれにくい(射界外に撃つと明後日の方向に撃つ)。威力は申し訳程度と言えば申し訳程度だが、20とかしか残ってない死に損ないを処分するには有効で、死に損ないに暴れられて敗北、というパターンに陥りにくい。又、BRが2発命中した敵に撃つとBR弾数を節約しつつダウンさせる事が可能。

隙が非常に少ない為、中距離からばら撒いて牽制に使おう。敵僚機にロックを切り替えて一瞬だけ撃ってロックを戻す、とこれだけでも敵の画面にはしっかり赤アラートが映る。又、威力も申し訳程度とは言え蓄積すると嫌なダメージはある。丁寧にばら撒くと相手が嫌がって回避しようとして無理な機動を取った結果隙が生じる事も。バルカンも使いこなしてこそルージュ使いだ。頭に装備されている為射界も広い。

ただ、全てのバルカンに言える事だが、隙が『少ない』だけで隙が『無い』訳ではない。特に12発全部撃つと結構長めの隙になる。近距離で不用意にバルカンを撃つと、よろけが無いのをいい事に敵が突進してきて格闘を貰う事もある。その辺には注意を払おう。

射撃武装がBRとこれしか無い為、弾数管理はBR同様しっかりと。敵の死に損ないを倒そうと思ったら残弾2、とかは避けたい。

格闘

大ダメージのN前特、長距離+長時間キリモミのNN前BR、神速の横が主力。自分からガンガン格闘を狙っていくタイプではなく、丁寧に敵の隙を突いて当てるタイプ。上記三種の格闘を使いこなせる様になれば一人前だろう。

N格闘

《出し切り威力:191》《BRC威力:207(ダウン追撃199)》

三段。N格とは思えないぐらい神速で終わる。踏み込み距離はそれなりにあるが踏み込み速度はN格の域を出ない為、使う時は注意が必要。出し切りのBR追撃は安定しない。派生が二種類あり、基本的に出し切りは使わない。派生二種類どちらかを状況に合わせ瞬時に選ぶのはルージュの醍醐味。

二段目を前に派生させると両足サマーソルト。その後特殊格闘に派生し、二段目までちゃんと繋がる。ボタン入力はN→前→特格→N。攻撃時間は非常に長く殆ど動かない為カットされやすいが、ダメージは235で格闘機なみの大ダメージが出る。これを決めると「カンッ ドンッ ガリガリガリ ポーン」という感じで見ていて楽しい。ダメージが高いばかりか精神的ダメージも結構大きい為、分断状態でカットが無いと判断できるなら積極的に狙おう。そうでなければ封印。間違いなくカットされる。乱戦とかで使ったら逝けます。

三段目を前派生させると突きが上払いに変化。三段目を当てた後特射入力(射撃ボタン+ブーストボタン)でBR追撃が安定して入る。ダメージ226。BR追撃まで入ると、敵が上方向にキリモミダウンする為、長時間ダウンになるばかりか長距離ダウンにもなり、敵を分断しての強力な片追いが可能になる。BRがある限り、Nを当てたら最低でもこちらに派生させよう。BRがゼロならNNNで。NN前はBRなしだと205。

前格闘

《出し切り威力:215》

伸びのいい多段突き。こちらのボタン入力に合わせて「カーン ガンガンガンガンガンガン」と次々に突きを繰り出す様はやっていて気持ちいい。派生無し。

決して性能の悪い格闘ではないのだが、踏み込み速度/距離共に横格闘の方が優秀でその上横の方が早く終わり隙も少ない…と、上位互換とも言える格闘が他にある為使いどころがない。横の様に回りこんでくれる訳でもないし。…取り敢えず突くのは楽しいし精神的ダメージも大きいんだが……

横格闘

《出し切り威力:170》《BRC威力:181(※ダウン追撃)》

ストライクルージュの代名詞。神速の二段格闘。一段目の誘導が非常に強く真上に機体を傾けながらでも斬り刻む。更に踏み込み速度が神速で距離も長く、横格闘としてどころか前格闘としても非常に優秀。但し判定は弱い為、自分から積極的に狙うものではない。敵の小さな隙や不用意な射撃に合わせて斬り刻もう。

BRCがなかなか安定しないのが悩みどころ。ただ出し切っても隙は小さいから、無理にBRCする必要は無い。また、一段目の誘導が異常に強い代わりに二段目の誘導が平凡で、一段目が変な斬り方だった場合二段目が外れる事がある。滅多に無いが、ルージュ使いならば実戦でその辺を体得しておき、一段目を当てた時点で「あ、二段目外れるな」と思ったら即座にBRCしたいところ。

尚、一段止めの隙の少なさは今作でも健在。外しても慌てずに一段で止め、ステップなりシールドなりであがこう。自分でも意外なぐらいすぐ動ける為、自分が最初に格闘を外したのに最終的に自分が格闘を決めている、なんて事もある。最後まであがくのだ。

特殊格闘

《出し切り威力:244》《BRC威力:260》

女の浪漫。N前から派生で出る格闘と同じ。サーベルを交差させながら前に突きだし、二段目で上に払う。この『前に突き出す』という特性上判定は非常に強い。判定が発生するのが若干遅いとは言え、使いこなせば格闘迎撃は実用クラス。

問題は誘導は強いもののほぼ全くと言っていい程踏み込まない事。明後日の方向にサーベルを突きだすという間抜けな場面はほぼ無いが、何も無い空間にサーベルを突き出すのはよくある話。この為、主な用途は格闘迎撃と密着状態でのぶっ放しになる。

実用性皆無、という訳ではないが使い難い事には代わりない為、封印しても問題は無い。使うならこの独特の感覚を身体で覚えよう。

戦術

格闘がガンガン攻めるタイプでは無い為、フォースやガイアよりは後ろ気味に立ち回る事になるだろうが、基本は同じ高機動万能機。押されたら引き、引けば押すという感じで機動性を生かして立ち回ろう。

典型的な450万能機ゆえにこれといった戦術を指南するのは難しい。特徴を挙げるとすれば、中〜近距離での隙を突く能力と分断能力。僅かな隙に横が捻じ込めるし、NN前BRCが入れば敵が相当遠くにキリモミ吹っ飛びする為、かなり強力な片追いが可能になる。当てた格闘が横だったとしても吹っ飛ばせる為片追いが可能。連携能力が勝利の鍵だ。

とは言え、無論横もNもガンガン攻める為に使うものではない。相方とピッタリ息を合わせ、序盤は慎重に慎重を重ねて立ち回り、敵のペースが乱れてきたら格闘で主導権を一気にこちらへ引きこもう。

連携の上手さが勝率に繋がり易く、又、その割には機体性能の関係上連携を取りやすい。ゲームの基本を学ぶ機体であり、そして自分の成長に素直に答えてくれる機体。他の機体とは違う意味で、使い込めば使い込むほど味が出ると言えるだろう。